全日本大学野球出場を水谷市長に報告する三垣監督（右端）と西野部長（左端）、彦坂キャプテン（左から２人目）

　【網走】東農大北海道オホーツク硬式野球部が、道６大学野球春季リーグ戦で優勝。５日から都内で開かれる全日本大学野球選手権大会に出場する。同部が全日本に出場するのは４大会連続19回目。このほど、同部の三垣勝巳監督らが市役所を訪れ、水谷市長に全日本大会出場を報告した。

　春季リーグ戦で、同部は８勝１敗１分で優勝。23日に苫小牧市営緑ケ丘球場で、リーグ２位になった函館大とのプレーオフも１―０で制し、全日本の代表となった。

　市長室は、三垣監督と、西野康人部長（東農大生物産業学部長）、 彦坂慧一郎キャプテンの３人が訪れた。

　函館大とのプレーオフをどきどきしながら観戦していたという水谷市長に、三垣監督は「当たり前のように勝つより、試練があったほうが成長できるので、今回のプレーオフで、選手たちはまたひとつ成長できたと思う」、彦坂キャプテンも「厳しい戦いだった」と、今季を振り返った。

　全日本では６日午前11時半から神宮球場で、首都大学春季リーグ優勝の日体大と対戦する。

　三垣監督が「日体大は私たちより力があると思うので、どこまで粘れるか」と話すと、水谷市長は「東京も暑くなってきているので、体調に気をつけて。一つ一つ勝ち上がって、優勝旗を持って市長室を訪れてくれると、期待しています」と激励していた。

　「自分たちは、チームワークが一番の強み」と語る彦坂キャプテンは「全日本は強いチームばかりだが、自分たちもリーグ戦でチーム力は上がっていると思う。目標に掲げている『全国制覇』を成し遂げるため、農大らしい泥臭い試合をしたい」と抱負を述べていた。