歩数や集めたポイントなどが表示される「ハコビット」の画面

　楽しみながら健康づくりに取り組める函館市のスマートフォン用アプリ「はこだて健幸アプリ～Ｈａｋｏｂｉｔ～」（ハコビット）が好調だ。ダウンロード数は１０カ月で９１００件を超え、１万件間近。ウオーキングなどで集めたポイントに応じ、抽選でプレゼントと交換可能。１５日から２年目のポイント加算が始まり、市は「早めのダウンロードを」と呼び掛けている。

　ハコビットは昨年５月にリリースし、健康に関するさまざまな活動でポイントが入る。毎日のウオーキングや健康情報の入力、各種講座・イベントへの参加、健康診断受診、自分に合った距離のまちあるきコースでの散策、市内にある約３０の提携飲食店が考案した健康に配慮した食事「はこスマセット」などでポイントを貯める。利用者の年齢は４０～６０代が最も多いという。

　貯まったポイントに応じて、協賛企業や実行委が提供するプレゼントに応募できる（函館市民のみ）。今年度はゲーム機や家電、体重計、食事券など延べ１５００人以上分を用意。２年目は来年２月末までポイントを貯め、３月にプレゼントの抽選を行う。

　新年度はアグレッシブに体を動かすことをテーマに、アプリと連携した大規模イベントを計画中。市健康増進課は「今は２シーズン目に入ったばかり。これを機に早めにダウンロードし、企画に参加して健康づくりに役立ててもらえれば」と話す。