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釧路新聞

北洋銀行釧路エリア企業マッチングでシカ肉のレトルト商品化【厚岸】

商品開発した高島社長、織田支店長、シカ肉を提供した西尾社長(左から)

 【厚岸】北洋銀行の釧路エリア支店同士が取引先の商品や技術をマッチングし完成させたレトルト食品「蝦(え)夷(ぞ)鹿(しか)肉のアヒージョ」が完成し25日、厚岸味覚ターミナル「コンキリエ」で発売された。商品は総合展示販売コーナーに並べられ、午前10時の開店を1時間繰り上げ同9時に開店。1時間ほどで30箱が売れるなど好調な売れ行きのスタートとなった。

 同行の釧路エリアは釧路ブロックと称され8支店があり、毎月ブロック内の支店長が集まり、情報交換などするブロック会議が開かれている。この中で、同ブロック独自の取り組み「釧路地区の明日をきり開く」と題した2022年度統一運動を展開。「銀行マンは``営業マン、、」とし、毎回各店持ち回りで取引先の商品や技術などをプレゼンし、ブロック内のマッチングを目指している。

 同商品はマッチング事例の第1号で、昨年8月のブロック会議で厚岸支店の松山啓一支店長が町内でレトルト食品などを製造する高島食品(高島昭一社長)のプレゼンを実施。根室支店(龍田秀和支店長)がそれに応え、取引先で根室市内で養鹿場を保有し、シカ肉加工するユック(西尾裕司社長)を紹介。商談を繰り返し、高島食品がユックから原料となるシカ肉のサンプルを受けながら商品開発し、今月に入り2社のコラボ商品が完成した。

  使用しているシカ肉は根室市内で捕獲された2~5歳までのものを使用。シカ肉をガーリック、レモンソース、オリーブオイルで煮込んだ。内容量は160㌘で、価格は1箱864円。

 西尾社長(60)は「加工品は自社で作っていないので、地元での商品化は感激した。大変ありがたかった」と述べ、高島社長(57)は「シカ肉本来の味を壊さないよう開発するのに苦労した。今回、北洋銀行に場を設けてもらい大変ありがたかった」と感謝した。同行の釧根地区を統括する釧路中央支店の織田亨常務執行役員支店長は「今回の取り組みが地域金融機関として、地域の皆さんのお役に立てれば幸いです。引き続き、ビジネスマッチングを行っていきたい」と話していた。

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