モザイクアート消防車お披露目 記念撮影、見学楽しむ【釧路】
釧路市消防本部(石山巌消防長)は25日、南浜町の中央消防署車庫前で、複数の写真を組み合わせて作った絵「モザイクアート」をラッピングした水槽付消防ポンプ自動車を市民にお披露目した。写真を提供した家族ら約300人が訪れ、完成した絵との記念撮影や車両の見学などを楽しんだ。
モザイクアートの制作は、新型コロナウイルスの影響でさまざまな制限を受けてきた子供たちに思い出になればと2021年に同本部が企画した「ドリームアートプロジェクト」の第2弾として実施。市内の中学生以下の子供とその家族から公募した写真約3000枚を組み合わせ、同本部のマスコットキャラクター「ちかぷ~」と花時計を題材とした。車両は中央署愛国支署に配置され、17日から運用を始めた。
初お披露目となったこの日は、開始時刻の午前10時から多くの家族が訪れた。子供たちはモザイクアートから自分が写った写真を見つけると指を差して「あっ、いたいた」とうれしそうに親に教えていた。また、同プロジェクトの第1弾で公募した絵をラッピングした西署の化学消防車も展示され、空気呼吸器を背負ったり、運転席に乗ったりして消防官の気分を味わっていた。
澤野麗夏さん(11)は「姉妹4人で撮った写真が使われていてうれしい。いい思い出ができた」とにっこり。堂下珀君(11)は「消防車は絵をラッピングしたまま走ると聞いた。大人になっても見られたらいいな」と話していた。
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