陸上自衛隊釧路駐屯地（及川隆顕司令）が主催する「釧路自衛隊ミュージックフェス」が１８日、コーチャンフォー釧路文化ホールで３年ぶりに開かれた。招待された協力団体や隊員の家族、高校生など約３５０人が、吹奏楽や和太鼓などの演奏を鑑賞した。

　同フェスは１９７７年に始まった「日本太鼓発表会」が前身で、第２回から音楽隊が加わり、９１年の第１５回から現在の名称になった。「地域とともにある釧路駐屯地」をテーマにほぼ毎年実施してきたが、２１、２２年は新型コロナウイルス感染拡大のため中止した。４３回目の今回は一般の公募や事前告知を行わず、関係者のみを招待した。

　この日は陸上自衛隊第５音楽隊（帯広駐屯地）、釧路自衛隊知床流日本太鼓保存会のほか、釧路明輝高校吹奏楽部がゲスト出演。演奏に先立ち、及川司令は「日頃からのご支援とご協力に感謝し、力いっぱい演奏するので、明日への活力にしてほしい」とあいさつした。

　釧路明輝高の「ディープ・パープル・メドレー」、第５音楽隊の「アニメ・メドレー久石譲作品集」、同隊と高校生による合同演奏での行進曲「大空」など１２曲を披露した。