女子日本代表のプレーに声援を送る来場者

　ドイツで開催されている「世界ジュニアカーリング選手権２０２３」（ドイツ・フュッセン）に出場しているジュニア女子日本代表チームが準決勝進出。名寄カーリング協会ジュニアクラブの女子３人がメンバー入りしている女子ジュニアチームを応援しようと、３日午後10時から市民文化センターを会場にパブリックビューイングが行われた。結果、女子日本代表チームが勝利し、決勝進出（スコットランド戦）を決めた。

　世界ジュニアカーリング選手権（２月25日～３月４日）はドイツ・フュッセンで開催。女子は10チーム出場しており、25日から予選がスタートした。

　ジュニア女子日本代表チームは、名寄カーリング協会ジュニアクラブの三浦由唯菜さん（スキップ）、松永愛唯さん（リード）、佐久間優名さん（リザーブ）、ＳＣ軽井沢・長野大学の上野結生さん（セカンド）、元ＳＣ軽井沢クラブＪｒ.・立教大学の荻原詠理さん（サード）の５人。

　予選で苦戦を強いられた日本代表チームは、４位で決勝トーナメントへ進出。３日の準決勝は、予選で敗退しているスイスチームと対戦した。

　両チームとも序盤に得点を挙げてからは、相手の出方をうかがいながら均衡状態が続く緊迫したゲーム展開。日本代表１点ビハインドで迎えた最終エンド。三浦さんの最終ショットが決まり３点を挙げ逆転勝利。日本代表メンバーは涙で決勝進出を喜び合った。

　パブリックビューイングは、名寄カーリング協会（相馬民男会長）ジュニアクラブのＯＢ、ＯＧが中心となり実施。大会の様子を中継するスクリーンが設置され、地域住民約40人が駆け付けた。同ジュニアクラブ代表の松澤大介さんの解説を聞きながら、三浦さん、松永さんのショットが決まると声援や拍手が沸き起こり、日本代表メンバーのプレーを見守った。

　決勝進出を決め、相馬会長は「素晴らしい試合。優勝を目指し、最後まで頑張ってもらいたい」と、日本女子代表の世界ジュニア選手権２連覇へ期待を込めた。