釧路市を拠点に活動する和太鼓の小学生チーム「寿子ども蝦夷太鼓同好会」（金澤義一会長）は、３月４日に控えた「蝦夷太鼓・春公演」（北海道くしろ蝦夷太鼓保存会主催）に向け、日々練習に励んでいる。

　寿子ども蝦夷太鼓同好会は１９７９年、母体の北海道くしろ蝦夷太鼓保存会や地域住民らの協力で、旧市立寿小学校に設立。２００７年に旧旭小との統合で中央小となった後も「寿」の名称を残し、郷土芸能の継承や芸術文化の向上に励んでいる。

　練習は週に３回ほどだが、公演前はほぼ毎日取り組んでいるという。２５日にはメンバー１２人のうち、間もなく卒業する６年生６人が中央小で、同保存会指導の下、２曲を練習した。同好会リーダーで、市立共栄小６年の金澤新栞さん（１２）は「今まで支えてくれた両親や周りの人に感謝の気持ちを込め、素晴らしい演奏をしたい」と意気込んでいる。

　同好会と保存会ジュニアチームの入会希望者は、親子で春公演の観覧が無料となる。当日に受け付けでその旨を申告すること。同好会への入会に関する問い合わせは中門さん０９０（５９８４）００２８へ。