歌を披露した阿部さんに児童たちから大きな拍手

【新ひだか】三石小（櫻井亮校長、児童１４７人）で17日、音楽室で６年生25人を対象に「音楽プロジェクト」が開かれ、町内在住のシンガーソングライター・阿部卓馬さん（45）から音楽や作詞の楽しさについて学んだ。総合的学習の授業として実施。

　音楽プロジェクトは、昨年12月から自己表現力を高めるため音楽授業に作詞タイムを取れ入れた。

　ギターを持った阿部さんは、大きな拍手で迎えられた。自己紹介では、三石小を卒業したこと、近くに住んでいることなどを話し、シンガーソングライターになったきっかけは長渕剛さん。現在は東別のミニトマト農園で、「太陽の瞳」を育てながら音楽活動を続けている。

　「ドライフラワー（優里）」、「乾杯（長渕剛）」を歌い、ふるさとを思って20代前半に作詞作曲した「思い出すのは…」を弾き語りした。

　この後、１９８０年代に作られた「ふるさと地球」～Ｍｙ　ｅａｒｔｈ♪の５番目の歌詞づくりをテーマに児童が取り組んだ歌詞にメロディーをつけて阿部さんが歌った。作詞した児童に阿部卓馬特別賞と最優秀賞が発表された。

　阿部さんは、「メロディーは形があるけど、作詞はどんなことでも自由で無限です。どのように表現するか皆さんも作詞に挑戦してみてほしい」と呼び掛けた。

　授業を終えた渡辺伶君は「北大を卒業して、地元でミニトマト栽培をしながら音楽活動をしていることがすごい。音楽の話も楽しかった」、海馬澤由姫奈さんは「いろいろな歌をうまく歌っていて感動した。昔の三石小の話が楽しかった。音楽の話に興味が持てた」などと感想を話した。