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函館新聞

江差で3年ぶりに群来 漁業者が大漁願う【江差】

海面が白く染まったかもめ島の前浜(江差町役場提供)

 【江差】町は18日、道立自然公園かもめ島の鳥居や瓶子岩がある前浜でニシンが大群で来遊し、産卵、放精して海面が白濁する「群来(くき)」の現象が見られたと発表した。町内では2020年3月に江差追分漁港五勝手地区で確認されて以来3年ぶり。

 午前6時半ごろ、江差港南埠頭(ふとう)付近で実施しているトラウトサーモン(ニジマス)海面養殖実証試験の餌やりに来た漁業者が、白濁した現象を発見。ひやま漁協を通じて、同7時5分ごろ役場に連絡があった。町では、付近の海藻に付着する卵を確認した。

 町内では17年に開陽丸記念館があるかもめ島のえびす浜側で104年ぶりとなる群来を確認。近年では3回目。桧山管内では昨年3月に、乙部漁港内とその周囲でも確認されている。

 群来の確認を受けて前浜では、漁業者で構成する厳島神社奉賛会の7人が大漁と海上安全を願う祈願祭を執り行い、参加者に赤飯が振る舞われた。同会の青坂貴章会長は「(ニシン漁で栄えた)昔は『江差の五月は江戸にもない』と言われていたほど取れた。これからの大漁を願う」と笑顔。町役場産業振興課の竹内強課長は「3年ぶりの明るいニュース。毎年見られるようになってほしい」と話した。

 桧山沖のニシン資源の復興を目指し、16年から年100万匹のニシン稚魚放流を続けている桧山管内水産振興対策協議会会長の工藤昇上ノ国町長は「継続は力。皆で続けてきた成果だと思う。今後は桧山全体に広がり、浜の活気につながってほしい」と述べた。

 同協議会では17日までに種苗生産用のニシンの採卵作業も行い、今年も100万匹の放流環境を整え、資源回復に向けた取り組みを続けていく。

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