釧路観光連盟（中山勝範会長）が２５、２６の両日、大阪国際空港（伊丹空港）で期間限定催事「オールくしろフェアｉｎＯｓａｋａ」を初めて開催する。一般社団法人くしろ未来プロジェクト（小畑正敏代表理事）が企画。吉本興業の芸人も駆け付け、釧路管内８市町村の観光情報を発信、特産品も販売する。（山本雅之）

　釧路と大阪の両地域は空路が縁で交流があり、釧路空港と伊丹空港については、夏季休業期間に季節運航を行っている。さらに、２０２１年８月８日の「道民笑いの日」で、吉本興業が釧路で開催したお笑いライブの運営に、くしろ未来プロジェクトが参画するなど、つながりを深めてきた。

　オールくしろフェアは、コロナ禍後の関西からの誘客増を見据えた企画で、同空港の２階と４階の２会場で開設し、釧観連と８市町村、同プロジェクトなどから総勢１８人がプロモーション活動を展開する。特設ブースを構えて名所や景勝地、体験メニューなどを紹介し、アンケートも収集。水産加工品を中心に酪農製品、菓子などを直売する。さらに、吉本興業のお笑い芸人が「一日店長」を務め観覧無料のミニステージイベントを繰り広げる。

　両日とも特産品販売は午前１０時～午後５時。ミニイベントステージは午後１時からと同３時から、２回上演する。出演予定者は２５日がハイキングウォーキング、ｓｐａｎ！、２６日はＣＯＷＣＯＷ、女と男。釧観連の長沼大平専務理事は「関西での釧路の知名度はどうなのかなどを肌で感じ、今後の事業に生かしていきたい」と抱負。同プロジェクトの亀岡司専務理事は「釧路の観光を知ってもらい、周遊観光につなげる。吉本興業と伊丹空港の協力を追い風に、８市町村に足を運んでもらうきっかけをつくりたい」と意欲を示した。

伊丹空港で「関西プロモーション」をする長沼専務理事（右）と亀岡専務理事