【日高】国立日高青少年自然の家（山下達也所長）は28～29日の１泊２日の日程で、「わくわくスキーｉｎひだか」を開催した。18組の親子が参加し、日高青少年自然の家に宿泊しながら、日高国際スキー場でスキーを楽しんだ。

　冬の特性を生かしたスポーツに親しみ、体力・技能の向上を図る目的。２０２３年度地域ぐるみで「体験の風をおこそう」運動推進事業として、「体験の里」日高から体験の風をおこそう運動実行委員会が企画運営している。

　小学４～６年生を対象としたスキーレッスンをメインに、夜はナイタースキーかクラフト制作を選び楽しめる。

　胆振・日高管内をはじめ、旭川市などから小学４～６年生の児童を含む18家族61人が参加。スキー場で行われた開会式で、同自然の家の久保大輔次長は「スキー教室では、明日、帰るまでに目標を立てて、その目標が達成できるように頑張ってほしい。自然の家では〝自分で行動する〟というルールがある。お父さん、お母さんに頼らずに、まずは自分でやってみよう」と児童らに呼び掛けた。

　スキーレッスンは、４グループに分かれ、インストラクターがそれぞれの技量に合わせた指導を実施。また、日高高校の高校生９人が児童とコミュニケーションを図りながら活動を支援した。

　初日は、時折、強風が吹き雪が舞い上がる中、スキーの練習に励んだ。初心者コースでは、高校生が、転んでしまったり、うまく動けない児童を助けるなど、楽しい活動になるようサポートした。夜には、同施設内でナイトプログラムとしてジェルキャンドルづくりに取り組み、児童らはカラフルな砂やビーズを使って思い思いの作品に仕上げた。

　好天に恵まれ絶好のスキー日和となった２日目、前日の練習の成果もあって、児童らの滑りは上達。胆振管内厚真町から参加した鎌田宗輔君（４年）は、「曲がる時に転ばないように頑張った。２日間のスキーは楽しかった」と笑顔を見せていた。

スキーの練習に励む参加者たち