地域課題解決に向けて報告【浦河】
対話からまちづくりを考える「浦河町長と浦河高校生との懇談会」は20日、浦河高校会議室で開かれ、同校2、3年生の課題研究や個別有志の計7班が生徒たちの目線でまとめた地域課題や解決の取り組みなどについて町長に報告した。
まちの将来を担う若い世代との直接対話を通してその声を町政に反映させるため、一体となってまちづくりを考える懇談会。町幹部と担当職員、同校管理職、関係教員らが出席した。
開会で町企画課の伊藤雅教課長は「高校生が普段考えていることを、一つでも町づくりにつながるものがあれば」とあいさつ。
この後、7班の生徒たちが、日高の学力向上についてゲームを活用した取り組み、防災・減災などについて全国の高校生との交流から学び得たこと、地域課題を考えるツール開発、外国人との交流や相互理解の促進、地元の魅力を発信する商品開発、海の環境美化へゴミアートやゴミポスト設置による啓発、障がい者や全ての人が住みやすい街づくりの推進などについて発表した。
池田拓町長は「町を元気にするにはよそ者、若者、馬鹿者が大事。若者の視点で考えていただきありがたい。発表にもあったように、今後もインドの皆さんと交流を続けてもらえたら」と期待した。同校の齊藤雄大校長は「これだけ町の人が応援してくれており、これに応えるのが町の人材育成も担う当校の役割。私もよそ者、馬鹿者だが、地域のためにやっていきたい。引き続き支援と協力を」と話した。
松田有宏副町長は「皆さんが実際に行動してまとめられ、町としても誇らしく頼もしく思う。町の事業としても、皆さんの発表をガンガンと議論したいと思えるほど素晴らしい内容でした」、浅野浩嗣教育長は「皆さんの頑張りが町を元気にしてくれる。高校の大切な次期に、このような考える活動を通して社会に出ていく力を身に付けてほしい」と激励した。
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