二の鳥居に「茅の輪」 年の瀬迎え、今年も設置 網走三吉神社
【網走】年末を迎え、今年1年間のけがれをはらい清めるといわれる「茅(ち)の輪」が、今年も三吉神社(市海岸町)の鳥居に設けられた。
「茅の輪」は、本州では暑い夏を健康のまま乗り切るために行われる6月の「夏越しの祓(はら)い」に使われる。
同神社では「1年の災い、本人が知らず知らずのうちに犯した罪穢(けが)れを払い清めてもらおう」と毎年、年の瀬を迎えたこの時期に茅の輪を設置しており、市民にもおなじみになっている。
また、新型コロナウイルスの感染が拡大し市民生活や経済活動にも影響が及んだことから、「新型コロナの収束退散、無病息災、家内安全を祈願してほしい」と願い、一昨年は6―7月にも設置している。
今年も年末を迎え、二の鳥居に設置。参拝に訪れた人が戸惑うことのないよう、茅の輪の右側に看板を設け「茅の輪の前に立って軽く一礼」「輪をくぐり、左回りで輪の前に戻る」などと、茅の輪をくぐって参拝する時の作法を図入りで説明している。
設置は「どんど焼き」が行われる来年1月15日まで。「1年の災難や犯した過ち、本人が知らず知らずのうちに他人を傷つけてしまったり、思いやりにかけていたなどの反省ごとをはらい清め、さっぱりとした気持ちで新年を迎えてほしい」と同神社は参拝を呼びかけている。
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