道教委の「草の根教育実習」【浦河】
江別市の北翔大の学生2人が12日から16日まで、浦河町の荻伏中(鈴木眞一校長、生徒30人)で道教委の「草の根教育実習」に取り組んだ。
「草の根教育実習」は教職を目指す学生がへき地・小規模校における草の根的な教育実習や、へき地校体験実習などの多様な体験活動を積極的に進めることで、教職のやりがいや地域の魅力を杯発見するなど、北海道の教員養成基盤の構成を促すとともに、地域における新たな関係人口の創出を図ることを目的に行われている。荻伏中では初めての受け入れ。
荻伏中で実習したのは北翔大生涯スポーツ学部3年の本間涼花さん(21)と塩内ひかるさん(20)で、ともに体育教員を志望する。12日の実習初日から最終日の16日まで同中近くの教職員住宅で2人で生活しながら学校に通い、体育だけではなく全ての授業を見て、給食も生徒たちと食べ、一日中生徒と接しながら過ごした。
最終日の16日4校時は同校体育館で本間さんの実習公開授業が行われた。授業は全校体育で「チアダンス」。本間さんは授業の目標として「チアダンスの基本動作を用いて、大きく、スマイルで、楽しく踊る」ことを呼び掛け授業を開始。
最初にチアダンスの概要を映像で学んだあと、音に合わせて本間さんの動きを真似しながら生徒たちは体を動かした。
続いて5人1グループの計6グループが各々でダンスを創作し練習に励んだ。最後は円陣を組み「笑顔、元気、あいさつ、レッツゴー荻中!」の掛け声で、実習を見学した教諭たちへチアダンスを披露し、授業を終えた。
初めて実習を行った本間さんは「楽しむことが目的だったが、生徒たちが振り付けを覚えることに精一杯で笑顔がない子もいたのが反省点。30人を動かすことの大変さを学んだ」、都合上実習を行う機会が取れなかった塩内さんは「少人数だからこそ、一人ひとりに目を向けられると感じた。新鮮な経験でした」と話した。
鈴木校長は「ぜひとも教職員になって、このつながりで日高管内に来てくれたらうれしい」と期待していた。
関連記事
患者情報を多職種で共有 医師会がネットワーク 300施設参加【十勝】
十勝医師会(大庭滋理会長)は、管内の医療機関や介護施設が共通のICT(情報通信技術)ツールを使い患者情報を共有する「十勝医療介護情報共有ネットワーク」(愛称・とかち月あかりネットワーク)の取り組...
ダムでシイタケ栽培を 管理者の官民4機関連携【新得】
新得町内のダムを管理する帯広開発建設部などは、ダム関連施設を活用し、町の特産である原木シイタケを栽培する「きのこプロジェクト」を計画している。町内のダムの管理者である帯開建、帯広建設管理部、北...
町産小麦ビール念願の醸造免許 RIKKA【浦幌】
不耕起有機栽培の浦幌産大麦でクラフトビールの醸造を目指す合同会社「RIKKA」(札幌市、鈴木將之代表)は23日、発泡酒製造免許を取得した。3月中に浦幌町内の工場で、町産大麦を一部使った最初の仕込...
大林組、東亜建設工業「柏鶴」/清水建設「BLUE WIND」、SEP船“共..
ゼネコン大手・清水建設(東京)の自己昇降式作業台船(SEP船)「BLUE WIND」が23日、母港とする室蘭港崎守ふ頭に帰港した。崎守ふ頭では大林組と東亜建設工業(ともに東京)のSEP船「柏鶴...
法務大臣表彰優秀賞 本紙掲載、登別市の人権啓発広告【登別】
児童虐待、自分事と捉えて 登別市が2023年11月1日付の室蘭民報朝刊に掲載した新聞広告「11月は『秋のこどもまんなか月間』です~あなたしか きづいてないかも そのサイン~」が、法務省の24年...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
毛綱建築の旧ふくしま医院、宿泊施設に 来月から予約開始【釧路市】
2医療系廃棄物収集にEVトラック導入 西武建設運輸、脱炭素化へ【函館】
3世界変える半導体作る ラピダス本部長ら講演、室工大でセミナー【室蘭】
4あれ?室蘭港内で…スケソウ好調 高い海面水温、岸壁に姿現す【室蘭】
521日から GLAY公演に合わせ1日乗車券発売【函館】
-
1
岡田有未さん、高橋初奈さん ミスシンザンに選出 「浦河の良さを伝えたい」【浦河】
2宮沢賢治の研究成果まとめる 「銀河鉄道の夜」再検証 土井さん冊子作成 むかわ
3毛綱建築の旧ふくしま医院、宿泊施設に 来月から予約開始【釧路市】
4無印良品、初進出 モルエ中島、来秋オープン予定【室蘭】
5二十歳、未来へ決意 函館市など道南2市5町で式典【函館】