函館交通圏のタクシー運賃、早ければ来年6月にも値上げ【函館】
函館交通圏(南茅部地区を除く函館市、北斗市、七飯町)のタクシーの運賃が早ければ来年6月にも値上げされる方向であることが分かった。新型コロナウイルスまん延による売上減や燃料価格の高騰が理由で、今月に入り、同圏の事業者が相次いで道運輸局に運賃引き上げを申請。13日に改定の審査開始の基準となる全事業所のタクシー所有台数の7割を超えた。
現行制度では、各社が道運輸局に運賃引き上げを申請し、申請した事業所のタクシー所有台数の合計が圏内全事業所の台数の7割を超えることが運賃改定の審査開始の基準となっている。16日時点、函館交通圏全18社(693台)のうち、7社(496台)が申請し、申請率は71%。値上げ額の算定などを行う審査には通常6カ月を要する。
現行の函館交通圏の初乗り運賃は560円。値上げとなれば、2019年の消費税増税、20年の初乗り距離短縮による運賃改定以来。
函館地区ハイヤー協会によると、タクシー会社の燃料費は人件費の次に負担が大きく、国際情勢が悪化する2年ほど前に比べ、2倍近くになっているといい、同協会の岩塚晃一経営委員長(函館タクシー社長)は「道内の最低賃金も上がる中、業界は人手不足が深刻で限界にきている」と指摘する。
道内他地域の初乗り運賃をみると、札幌交通圏、旭川交通圏は670円、函館交通圏を除く渡島・桧山地域や釧路交通圏も650円で岩塚委員長は「道内は多くの地域が初乗り600円台。現状のままやっていくのは厳しい」と話す。
初乗り運賃が函館と同水準の帯広交通圏(550円)では11月に十勝管内のタクシー会社が運賃引き上げを道運輸局に申請。札幌エリアでも同様の動きがみられ、道内各地で運賃値上げに向けた動きが進んでいる。
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