浦河第一・荻伏両中吹奏楽部と浦河高校吹奏楽局の生徒たちが町内の小学３年生以上に管楽器の魅力を広める「わくわくアンサンブルｉｎ浦河」（実行委主催）が19日、浦河町勤労者体育センターで開かれ、12人の小学生が初めて管楽器を習い、アンサンブル発表を楽しんだ。

　「友達同士で！兄弟・姉妹で！管楽器にチャレンジ」をテーマに、将来管楽器をやってみたい小学３年生以上の児童を対象としたイベント。浦河町では初開催となる。

　この日は小学３年生以上の児童12人が参加。クラリネット、サックス、フルート、トランペットの４種類の管楽器のうち一つを各パートに分かれて荻伏中、浦河第一中の両吹奏楽部、浦河高校吹奏楽局の部員から指導を受けた。児童たちは初めて吹く管楽器にとまどいながらも、中高生の優しい指導もあって、わきあいあいと練習に励んだ。

　練習後は荻伏中吹奏楽部（５人）による「ＲＰＧ」、浦河第一中同（11人）が「リメンバーミー」、浦河高吹奏楽局（14人）が「ひょっこりひょうたん島」を演奏し、３校の合同演奏では「宝島」が披露された。

　メインイベントは中高生と児童たちによる総勢42人のアンサンブル発表会で「聖者の行進」を演奏した。児童たちは緊張しながらも浦河高吹奏楽局顧問、瀬尾武嗣教諭の指揮に合わせ、楽器を演奏し楽しんだ。

アンサンブル発表会で中高生に教わった管楽器を披露する児童たち（前列）