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函館新聞

マルジョウ多喜屋のコンブだし調味料 伊勢神宮「豊受大神」奉納品に【函館】

伊勢神宮への奉納証明書を手にする坂本さん

 函館市南茅部産コンブの商品開発を手掛けるマルジョウ多喜屋(尾札部町、坂本修一代表)が販売するコンブだしの万能調味料「献昆一滴(けんこんいってき)」が、三重県伊勢市の伊勢神宮で食と産業をつかさどる「豊受大神」に奉納された。奉納は道内でも8社目で、函館市内から初めて。坂本代表(42)は「大変感慨深い。コンブに携わってきて本当に良かった」と目を細める。

 同社は2019年創業。坂本さんの家族は代々遠洋漁業を営み、祖父にあたる故庄一さんの代に養殖コンブに着手した。

 南茅部のコンブは古くから「白口浜昆布」「献上昆布」と呼ばれる。上質で生産量日本一の南茅部のコンブをもっと全国に広めたいという思いから、坂本さんは尾札部産のマコンブ、ネコンブを使った万能調味料「献昆一滴」を昨年発売した。

 2年以上寝かせ、うまみを熟成させたコンブで作るこだわりの逸品。ネーミングは、思い切って勝負をするという四字熟語「乾坤一擲(けんこんいってき)」にあやかった。

 伊勢神宮では、地元の伊勢商工会議所を通じて年3回全国から自社で手掛ける食品に限って奉納品を募っている。坂本さんは同神宮に奉納した経験がある知り合いの広島県のレモン農家から「いい品物はぜひ納めたほうがいい。作り手冥利に尽きる」と薦められた。

 応募後、書類審査が行われ、9月上旬坂本さんのもとに吉報が届き、10月29日に外宮神楽殿前に設置された献備台に奉納された。「奉納が決まったと連絡を受けたときは涙が出てきた」と振り返る。「今後もコンブの栄養価を生かした健康食品など幅を広げ、より良い商品づくりを通じて、コンブの可能性を追求していきたい」と、さらなる高みを見据えている。

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