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函館新聞

自動車関係功労者大臣表彰に道南から川道さん、藤山さん【函館】

キョーツー社長の藤山幸伸さん

 今年の自動車関係功労者大臣表彰(国土交通大臣表彰)で、道南から、函館霊柩(きゅう)自動車協会会長で亀田葬儀社(函館市桔梗3)社長の川道一司さん(56)、キョーツー(北斗市追分3)社長の藤山幸伸さん(70)の2人が受賞した。

 ■川道さんは「受賞は支えてくれた皆さんのおかげ」と感謝の思いを語る。

 川道さんは、父の故政義さんが創業した亀田葬儀社に1991年入社し、2001年に社長就任。17年から北海道霊柩自動車協会副会長。

 霊柩運送事業と葬祭事業を営み、北海道南西沖地震や東日本大震災などの被災地で遺体搬送を支援。全国霊柩自動車協会で災害時緊急輸送支援協力ガイドライン作成に携わるなど、事業者団体のリーダーとして業界の振興に貢献してきた。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、霊柩関係の安全な事業遂行のため、搬送事例集やマニュアル編纂を手掛けた。亀田葬儀社では遺族が対面できる新型コロナ感染者専用の安置室を設置し、感染防止策の徹底によって感染や感染疑いで亡くなった人の受け入れを続けている。

 全国霊柩自動車協会からは最年少の受賞。川道さんは「身に余る光栄。いただいたものに恥じないよう今後も地域の方のため、亡くなった方のため、邁進していきたい」と話している。

 ■藤山さんは「受賞はあまり実感がない。決して特別なことをしてきたわけではない」と控えめに語る。

 藤山さんは1977年に入社。父・幸三さんの跡を継ぎ、2004年に社長に就任。17年からは函館地区トラック協会会長を務め、業界の発展に力を尽くしてきた。

 同社では小口集配業務をはじめ、引っ越しや倉庫業、スーパーやコンビニの共同配送事業など手広く担う。45年の勤続を振り返り「人からの依頼は断らず、どんな頼みでもどうすればできるかを考え続けてきた。人に喜んでもらえるのが自分の喜び」と目を細める。

 燃料費高騰や担い手不足など課題が多いが「現代の市民生活は運送会社があるからこそ成り立ち、公共事業的な位置付けになっている」とし「企業努力だけでは難しい労働条件、福利厚生の改善にも業界全体で取り組んでいかなければならない」と話す。「人口減少が進む中、将来を考えた貨物輸送システムが必要。今後も地域の足を守れるよう考えていきたい」と受賞を機に思いを強くする。

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