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函館新聞

函館高専がプログラミングコンテストで最優秀賞【函館】

受賞作品を披露する5人と小山准教授(右)

 10月15、16両日にGメッセ群馬(群馬県高崎市)であった「第33回全国高等専門学校プログラミングコンテスト」(全国高等専門学校連合会主催)で、函館高専から出場した5人が、課題部門で最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞した。同校の最優秀賞受賞は32年ぶり2回目。オンラインゲームながら実際に同じ空間にいるような「場の共有」が評価を受けた。

 ICTを活用した新たなオンラインの楽しみを提供する作品を募集した課題部門には、海外2チームを含む22チームが出場。2日間にわたりプレゼンテーションとデモンストレーションを行い、発想の独創性やシステム開発の技術力、発表能力などを審査した。

 函館高専チームは、オンライン対戦型の陣取りゲーム「HEXELLENT」で挑戦。プログラムで盤上のコマを動かし、マスが発光し自陣を表す仕組み。オンライン対戦ながら、実際に同じ空間で対戦しているようにコマが動くのが特徴。5人を指導した小山慎哉准教授は「独創的なルールやハードウェアの完成度が評価された。プレゼンテーションも好評だった」と振り返った。

 受賞したのは、同校生産システム工学科4年の今野佑星さん(18)、川尻千遥さん(19)、吉岡翔太さん(19)、片野遥恭さん(18)、吉田海翔さん(19)。5人は、4月ごろからエンターテイメントに特化したゲーム作品の構想を固め、13年ぶりの大会本戦出場を決めた。

 ハードウェア担当の吉田さんは「モーターの高さ調整や、複雑な配線が大変だった」と話す。プログラム担当のリーダー今野さんは「ソフトとハードの連動の調整に苦労した」と話した。プログラムの見え方UI(ユーザーインターフェイス)担当の片野さんは「レトロ感があると好評だった」と笑顔。

 伝えたいことを絞ったプレゼンテーションが審査員の興味を引き、2日目のデモンストレーションで多くの人が集まったことで、5人は「手応えを感じた」と口をそろえている。

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