特製健康弁当学生に無償提供 釧路短期大学【釧路】
釧路短期大学(杉本龍紀学長)は、新型コロナウイルス感染拡大で学生の心身の健康リスクが高まっているとし、全学生163人を対象に特製健康弁当の無償提供を行っている。同校同窓会(中村知与子会長)と連携し、12月14日までの期間中、1人2食分の弁当を提供する。同校では「この取り組みを通じて学生たちが健康維持に努め、コロナストレスに打ち勝ってほしい」と話している。
弁当の提供は2020年と21年に続いて3回目。過去2回は普段売店を利用しない学生からも「食べてみておいしかった」と好評だった。今回は同校同窓会からの寄付や、日本学生支援機構からの助成を受けて実施した。
メニューは日替わりで、調理と提供は前回に続き、校内の売店運営を受託しているNPO法人東北海道スポーツコミッションが担う。同短大の室田享子教授の指導の下、食物栄養専攻の2年生4人が、各種ビタミンやエネルギー、食物繊維などの栄養成分やバランスを考慮してレシピを考えた。
12日に配布された弁当は「免疫力アップ」をうたった「鶏肉と大根の中華風弁当」。メニューは七分づき米ご飯、パンプキンはちみつバター、パプリカマリネで、事前に学生から注文票を取り、20食を用意した。
昼食時間に合わせて売店を訪れた学生たちは、チケットと引き換えに特製弁当を受け取った。幼児教育学科1年の女子学生は「弁当の無料提供を受けるのは初めて。栄養満点と聞いているので早く食べたい」と話していた。
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