【新ひだか】町文化団体協議会主催（市毛満会長）の「南里沙クロマチックハーモニカコンサート」が17日、町公民館で開かれ、約１５０人の来場者は美しい音色に酔いしれた。

　クロマチック（半音階）ハーモニカはピアノでいう白鍵黒鍵全ての音を出すことができる。16穴で４オクターブという幅広い音域をもち、さまざまなジャンルの曲を演奏できる楽器。

　南里沙さんは、２０１３年デビューのクロマチックハーモニカ奏者。ウクライナ国立キエフ交響楽団、ブルガリア国立ソフィアフィルハーモニー、関西フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団らと共演など注目を集めている。

　ギターは渡辺具義さん。渡辺さんはＡＫＢ48、つのだ☆ひろなどのアーティストやタレントのライブサポートで活躍している。

　コンサートは「愛燦燦」、「秋桜」などの歌謡曲ほか、クラシック音楽やさまざまなジャンルの12曲を披露。会場には、ハーモニカとギターの美しい音色に、足でリズムを取る人や目を閉じ聴き入る人の姿もあった。

　静内柏台から鑑賞にきた佐々木千鶴子さんは「初めてハーモニカの演奏を聴いた。目がうるうるし音色が心に染み入りとても感動しました」と話していた。

ハーモニカを奏でる南さん（中央）とギター演奏者の渡辺さん（右）