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釧路新聞

「北国讃歌」3年ぶり復活 11月に飯田三郎「生誕110年記念音楽会」【根室】

郷土が生んだ作曲家飯田三郎生誕記念音楽会で3年ぶりに復活する「北国讃歌」のステージ。(2018年、市文化祭音楽大会)

 【根室】戦後の歌謡界を彩り、根室、釧路地方の校歌、町村歌なども手掛けた根室出身の作曲家・飯田三郎氏の「生誕110年記念音楽会」が、11月26日に開催される。目玉の一つは、コロナ禍で3年ぶりに復活する交響組曲「北国讃歌」。同氏の作曲で50年以上も市民に歌い継がれている曲だ。音楽会事務局の市教委は、これを記念して合唱部門の参加者を広く募集する。(山本繁寿)

 飯田三郎氏は1912年、根室市生まれ。独学で作曲を学び、同じ根室出身の作詞家・高橋掬太郎と組んで「啼くな小鳩よ」「ここに幸あり」などをヒットさせた。90歳で亡くなるまで映画音楽やクラシック、ミサ曲ではローマ法王庁から褒状授与の栄誉も。

 根室管内だけでなく釧路管内の釧路星園高校をはじめ小学校、幼稚園の校歌や園歌、白糠町や鶴居村の町村歌も手掛け、89年には釧路湿原国立公園制定記念の合唱と管弦楽の「サルオロ(大湿原)」がキングレコードでCD化されている。

 北国讃歌は1968年根室市の開基100年記念作品で、年末に親しまれているベートベンの交響曲第九番になぞらえ、根室の``第九、、とも表されている。

 音楽会は飯田三郎資料展示室が図書館から総合文化会館に移設オープンするのに併せて開かれる。当日、市内の合唱関係団体が主体となって披露するのが「北国讃歌」だ。

 根室の自然や風土、北方領土返還への願いを込めた五楽章からなる叙事詩で、本来は市文化祭のステージ部門の目玉として披露されている。コロナ禍により3年間の中止を経て、生誕記念音楽会で復活する。

 市教委は「北国讃歌」合唱部門の参加者を一般から募集するもので、締め切りは10月14日。本番までの間、練習期間があるため、初心者の参加も可能だ。申し込み、問い合わせは市総合文化会館0153(24)3188へ。

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