函館アリーナで開かれる函館市成人祭（今年１月）

二次元コード

　函館市教委は、４月の民法改正で成人年齢が１８歳に引き下げられたことを受けて、これまでの「成人祭」の名称を変更する。新名称の検討に生かそうとアンケート調査を実施している。市教委生涯学習文化課は「節目の催しなので、多くの人の思いを反映させて新名称を決定したい」と話す。回答締め切りは２９日まで。

　市教委は、２０２０年に市立函館高校生ら関係者に行ったアンケートで、８割以上が「２０歳が良い」と答えたこと、１８歳であれば進学や就職の準備と重なり参加が難しいこと、引き下げ後初の式典では１８～２０歳までの３学年が対象となり、会場確保や運営が困難なことなどから、今後も式は従来どおり２０歳を対象にし、名称を変更して開催することを決めた。

　今年１月の成人祭で、出席者にも新名称についてアンケートを実施した。いずれもわずかな差だったというが、１位「二十歳の集い」、２位「２０歳のつどい」、３位は同率で「はたちのつどい」「２０歳を祝う会」だった。

　新名称を決めるアンケート調査では、４つから選べるほかに別名称も自由記載できる。２０歳以外でも回答できるといい、年内中にアンケート調査結果を基に名称を決定、発表するとしている。

　アンケートは市ホームページ（二次元コード）参照から回答できる。詳しくは同課（０１３８・２１・３４４５）へ。