今世紀最初で最後「惑星大集合」捉える【名寄】
なよろ市立天文台「きたすばる」(村上恭彦台長)主催の「惑星×七曜一気見観望会」が、25、26の両日午前2時からなよろ市立天文台「きたすばる」で開催。同天文台職員の渡辺文健さんは、直線状に並ぶ「惑星大集合」の写真撮影に成功した。
今年6月、明け方の空(南側から東側)に惑星が勢ぞろいし、地球から見られる全惑星を、一晩で一気に見られる機会が訪れた。
25日ごろには月も惑星近くに位置し、曜日の由来となっている天体(太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星=七曜)も一気に観望できたため、同天文台では「惑星×七曜一気見観望会」と名付けて開催した。
今回と同様の好条件で惑星と七曜を一気に観望できたのは、1982年2月15日から21日まで以来40年ぶりだが、次回、一気に見られるのは1010年後の3032年8月21日から26日までとなるため、今世紀最初で最後のチャンスだった。
当日の明け方は、南の空から東の空にかけて、ほぼ直線状に並ぶ惑星を観察できるという、非常に珍しい天文現象が見られた。 渡辺さんは、26日の未明から早朝にかけて開かれた同観望会で「惑星大集合」の写真撮影に成功した。
天王星と海王星は暗いため写っておらず、水星は木の陰から昇って見える頃には空が明るくなり過ぎて写すことができなかったが、金星、月、火星、木星、土星が直線状に並んで見える様子を捉えることができた。
一方、各所でも肉眼でこれらの惑星が明るく輝く点として見えた。
写真は26日午前3時8分、同天文台の50センチ望遠鏡に取り付けた惑星撮影用カメラで撮影した。
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