ワインの歴史や産地紹介 来月18日まで展示、伊達産ぶどうの物語【伊達】
だて歴史文化ミュージアム(石澤高幸館長)の展示「伊達産ぶどうの物語」が7月18日まで、伊達市梅本町の同館で行われている。試験栽培で生産された伊達産ブドウを使ったスパークリングワインが7月に披露される予定を前に、ワインの基礎から産地化の取り組みを伝えている。
同館の指定管理者・伊達観光物産公社が主催。市は2019年度からワイン向けにブドウを試験栽培し、昨年10月には766キロを初収穫。岩見沢市のワイナリーに醸造を委託し、7月までに671本のスパークリングワインが納品される予定。
展示ではワインの歴史からブドウの品種、製造方法をはじめ、北緯30~50度と南緯20~40度のワインが育つといわれる「ワインベルト」、日本のワインの歴史や産地などを解説するパネル約20枚を掲示している。
16年に新規就農希望者から「伊達市の気候は、ブドウの栽培に適しているのでは」と情報を受け、市が産地化を目指し始めた経緯などをパネルやスライドショーで紹介。世界の主要産地や国内産のワインの銘柄約50種類も並べている。
伊達産ブドウのワインは完成次第、展示する予定。同館は「市民に経緯を知ってもらい、産地化を応援してもらう機運を高めていきたい」としている。
また、市民コレクション「コカ・コーラ学 コカ・コーラとスポーツ論」が7月24日まで同館で行われている。
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