イチゴ甘さ◎ 収穫ピーク【豊浦】
豊浦町の特産品イチゴの収穫が最盛期を迎えている。農家は早朝から急がしそうに作業を進めており、真っ赤に熟した実を手作業で1個ずつ丁寧に収穫していた。
星の実ファーム(礼文華)の星雄介さん(37)と妻明子さん(46)は、豊浦町地域おこし協力隊として3年間の農業研修を終え、今年4月に新規就農した。
品種は「けんたろう」。ハウス(6・3メートル×50メートル)2棟を使い栽培。任期中の昨年8月に苗を植えた。
収穫は今年4月下旬から始めた。夫婦で午前4時半から作業に入る。摘んだイチゴは、自宅でサイズごとに選別してパック詰め。農協を通し札幌の市場に出荷するほか、直売(地方発送可能)を行っている。フェイスブックやインスタグラムで直売の情報発信にも努めている。
作業は6月末まで続く。「甘さがあって良い出来栄えだと思う。自分たちの手で一から育て、収穫できて感激した」と雄介さん。「より良い物を生産し、豊浦産イチゴを皆さんに食べてもらい、知ってほしい」と願った。
明子さんは「自分たちも子どもがいるので、安心して食べられるよう意識して生産している」と話していた。
直売の問い合わせは同ファーム、携帯電話090・9526・4450へ。
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