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日高報知新聞

軽種馬調教育成の研修スタート【浦河】

 浦河町西舎の軽種馬育成調教センター(BTC)は18日、町内西舎のうらかわ優駿ビレッジアエルで育成調教技術者養成研修第40期生開講式を執り行った。全国から集まった男女25人が軽種馬調教育成の技術習得を目指し、1年間の研修生活のスタートを切った。

 日本中央競馬会(JRA)の外郭団体BTCでは、世界に通じる強い馬づくりを目指し、技術者養成研修を1992年(平成4年)からスタート。当初は半年間の研修だったが、さらなる技術向上と人材育成を目的に、99年の第15期生から研修期間を現在の1年間とした。輩出した研修生は軽種馬育成技術のレベルアップに貢献するホースマンとして活躍している。

 40期生は18歳から34歳までの男性19人、女性6人の計25人。このうち、日高管内の出身者は1人。研修生たちは1年間を全寮制で生活し、年間約400鞍の騎乗訓練や実技、学科で軽種馬育成の基礎技術や知識を学ぶほか、近隣のJRA日高育成牧場での育成馬馴致実習で、より実践的な技術を習得する。

 開講式は、新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から保護者や来賓、牧場関係者らの出席はなく、BTC役職員と研修生のみで執り行った。はじめに40期生一人ひとりが名前を呼ばれ起立し、安藤士郎専務理事が入講許可を伝えた。

 式辞で草野広実理事長は「1年間の研修をやり遂げた皆さんは、就職先の牧場でリーダーシップをとれる人材となっている。さらに、その先には『自分で牧場を経営する』、あるいは『JRAの調教師を目指す』といった大きな可能性に繋がっている。技術を自分のものにできるよう練習し、これから1年間自分の持っている将来の夢に向かって研修に励んでほしい」と激励した。

 このあと、教官や教育係のスタッフ、研修生が自己紹介を行い、1年間の研修への決意を新たにした。

 3月に静内高校を卒業し、日高管内唯一の入講生の岡崎晟太さんは「いろいろな年代の人たちの中でしっかりとコミュニケーションをとりながら研修で多くのことを学びたい。将来は、自分で育成牧場をもちたい」と意気込んでいた。

40期生25人が育成調教センターに入講

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