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函館新聞

世界最高峰の品質を誇るコーヒー豆販売 ココロ【函館】

「コーヒーの新たな魅力に気づいてほしい」と話す浅水さん

 コーヒー豆専門店「スペシャルティコーヒーココロ」(函館市末広町、浅水心吾代表)が、品質の高いコーヒーを飲めると地元で注目を集めている。コーヒーの品評会で80点以上の評価を受けるとともに、トレーサビリティー(生産者、生産方法、管理手段など)が明確なコーヒーの生豆を仕入れ、自家焙煎し販売。あらゆる客層のニーズに応え、市民に愛される店を目指している。

 函館出身の浅水さん(47)は、道内の大学を卒業後、大手食品メーカーに22年半勤務し、多忙なサラリーマン生活を送った。実家は生花店「浅水フラワーガーデン」(昭和2)で、子どもの頃から自営業という環境で育ち「いずれ自分も何かしたい」と思案。「焙煎することも自己表現」と考え、脱サラし独立開業した。

 仕事の合間を縫って足を運んだカフェや喫茶店は300店を超え、札幌の有名店で技術を学び、昨年6月、同店をオープン。道内で4店舗のみ許可を受けている堀口珈琲(東京)グループの豆を使っており、世界最高峰の品質を誇る。道南では唯一の取扱店だ。

 店は「自分好みのコーヒーを見つける楽しさをここから」をコンセプトとする。コーヒー豆は17種類あり、産地や焙煎度合い(浅煎り~深煎り)によってコーヒーの味や風味が変わる。浅水さんのアドバイスで、自分の好みに合ったコーヒー豆を選ぶことができ「おいしいかどうかを決めるのはお客さま」(浅水さん)という。

 オリジナルブレンドは浅煎りの「なぎさブレンド」(100グラム入り650円)~深煎りの「臥牛山ブレンド)(同680円)の5種類で、もともと函館では深煎りを好む文化があったが、スペシャルティコーヒーの登場でフルーティーでさっぱりした浅煎りでもおいしく飲めるようになったという。

 新型コロナウイルス禍での店舗運営について、浅水さんは「巣ごもり需要で、自宅でコーヒーを飲む人が多く、コーヒー豆は堅調だと言われる」と話す。

 同店では、結婚や誕生日、出産などの記念日用に商品のオリジナルパッケージも作っており、人気を呼んでいる。イートインスペースは9席あり、全商品テークアウトが可能。

 浅水さんは「コーヒーを飲む楽しさを見つけてほしい。十字街に近く観光地のイメージが強いが、市民に利用してもらえる店づくりをしたい」と意気込んでいる。

 午前10時~午後7時。月曜定休。駐車場がある。

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