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日高報知新聞

日高自動車道の役割など【新冠】

【新冠】日高自動車道の延伸工事が進む新冠インターチェンジ(仮称)周辺を中心とした「日高自動車道パネル展」が、1日から新冠町役場1階ホールで始まった。3月末まで予定。

 日高自動車道延伸工事の状況を地域住民に周知しようと、日高の道と暮らしを考える会(米谷友光会長)が室蘭開発建設部の協力で主催した。

 パネル①②では、日高自動車道は、苫小牧市から浦河町までの延長約120㌔の高規格道路。1988年(昭和63年)に事業着手し、2018年に苫小牧東IC~日高厚賀IC間約59・7㌔が開通した。現在は、静内までの区間の早期開通を目指して整備を進めており、中間の新冠までは25年に開通する予定。また、静内から三石までの区間については、早期の事業着手を目指し、計画段階評価を進めている。

 日高自動車道(厚賀―静内道路)の工事状況は、大狩部トンネル工事(覆工コンクリート完了)や節婦川橋上部工事(節婦川橋の施工状況)、新冠改良工事(仮称新冠ICの施工状況)など。

 パネル③は、観光入込が増加、交流人口の増加を支援する日高自動車道。日高地域の観光地やイベントへの主要アクセスルートとして利用されており、「しずない桜まつり」などの春のイベントでは、来訪者の6割以上が日高自動車道を通行して来訪。日高自動車道の延伸により、日高地域の観光地やイベントのアクセスが向上し、観光入込が増加、交流人口増加を支援する。

 パネル④は、「競走馬」の安全な輸送を支援する日高自動車道。日高管内は、競走馬生産頭数の全国シェア(約7500頭)の約8割を占める日本一の馬産地。競走馬の輸送中は、一般道の信号停止などのストップ&ゴーにより、競走馬が我慢するリスクがある。日高自動車道の延伸による信号回避で競走馬輸送の安全性が向上し、競走馬への負担が軽減する。

 パネル⑤は、新たな救急医療サービスを確立する日高自動車道。近年、日高管内から苫小牧・札幌方面への救急搬送割合が、08年と比較すると約1割が増加しており、管外の高次医療機関への依存度が年々増加。日高自動車道の整備に伴って速達性および定時性の向上が図られたことにより、札幌市内の高度医療施設との連携が可能となり、地方における医療の選択肢が拡大する。

 新冠インターチェンジ(仮称)完成予想図(初公開) の大型パネル(60×85㌢)2枚と写真や表、グラフを使ってわかりやすく説明したパネル5枚を展示している。

 同会の事務局は、「日高自動車道の工事状況を広く知って、興味を持ってもらいたい」と来場を呼び掛けている。展示時間は、午前8時半から午後5時15分まで(土日は閉庁)。

新冠役場ロビーで開催中の「日高自動車道パネル展」

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