一斉にスタートし、登山道に向かう選手たち

　第６回なよろサンピラー10キロスノーマラソン大会（同実行委員会主催）が23日、名寄ピヤシリスキー場を発着点に開かれた。選手たちは厳しい寒さに負けず、白銀の登山道で健脚を競い合った。

　同大会は、リレハンメル冬季五輪ノルディック複合団体金メダリスト、名寄市スポーツ振興アドバイザーの阿部雅司さんプロデュースによる新春恒例企画。

　冬でもランニングが楽しめることを多くの人たちに実感してもらいたい―と「ダイヤモンドダストの中を笑顔で駆けよう」をスローガンに２０１７年から開催している。

　昨年まで道立サンピラーパーク内がコースだったが、今回は名寄ピヤシリスキー場で開催。体育センターピヤシリフォレスト前をスタート・ゴール地点に、ピヤシリ登山道（往復２キロ）を周回する10キロコースとした。

　中学生以上の78人がエントリー。競技は男女別に中学生～30歳、31歳～50歳、51歳以上の合わせて６部門で行われた。

　開会式では、藤田健慈実行委員長、加藤剛士市長が健闘を願いながら挨拶。ゲストランナーで名寄市観光大使、作・ＡＣ北海道の阿部さん、太田尚子さん、作田徹さんらが紹介された後、選手を代表して吉松武君（名寄東中）が選手宣誓を行った。

　選手たちが位置に付き一斉にスタート。この日は厳しい寒さとなったが、天候に恵まれ、白銀の登山道で白い息を吐きながら、思い思いのペースで走り、健脚を競うとともに、自己ベストタイムへゴールを目指した。