海で働く魅力を学んだ海事講座

〝フネージョ〟が仕事紹介

　海事分野で活躍する女性“フネージョ”を講師にした海事講座が２８日、壮瞥中学校（松岡賢晃校長、６３人）であり、１年生１８人が海の仕事の魅力ややりがいについて理解を深めた。

　北海道運輸局が主催する事業で同校での開催は昨年に続き２回目。海に接していない壮瞥町の生徒にも、海の仕事を身近に感じてもらうことが狙い。

　胆振管内で働く阿部春香さん（商船三井フェリー）、伊藤京香さん（スターマリン）、小田紫帆さん（室蘭海陸通運）、金森美保さん（栗林商会）の４人が講師を務めた。

　講師がそれぞれの仕事を紹介。室蘭港でクルーズ船の船長をしている伊藤さんは「子育てと仕事を両立させている。ナイトクルーズやイルカウオッチングではお客さんに楽しんでもらっている。美しい夕焼けに癒やされる」と述べた。

　続いて４班に分かれ、講師と生徒がざっくばらんに交流。「代理店業務で英語を話す機会は」「フェリー船内の仕事や暮らしぶりは」「水産高校での経験は」と積極的に質問していた。

　最後は生徒たちが海事講座の感想について「フェリーの仕事をしてみたいと思った」などと発表していた。