おもてなしガイドセンターの佐々木さん 道の自然ガイドに認定 白老
同制度は、山岳、自然、カヌー、ラフティング(ゴムボート)、トレイルライディング(乗馬)の5分野で、筆記と実技の両試験に合格した人を知事が認定する。
佐々木さんは町が2019、20年度に実施した「おもてなしガイド人材養成講座」の受講者で、21年4月に町民有志で発足させた白老おもてなしガイドセンター創立メンバーの1人。オホーツク管内雄武町出身で、1989年に町内の製紙会社に静岡県から転勤し、今も勤めている。一方、おもてなしガイドを務める中で向上心が芽生え、今年3月に自然ガイドの筆記試験に合格。5月に釧路湿原で行われた実技試験にも無事合格した。
実技試験はツアーの設定を自由にでき、佐々木さんは試験官2人を札幌から来た老夫婦に見立て、ミズバショウの咲く白老の湿原を案内するコースを想定。ミズバショウにはアイヌ語で「クマの草」を意味するイソキナの別名があることなどを説明し、「地域性を強く打ち出した独自のガイドと、同センターで培った話術が評価されたのでは」と振り返る。
多い時で月20人ほどのガイドをこなしながら、森林に関する新たなガイド資格の取得に燃える佐々木さんは「知識と話術、技術を磨き、ツアー客を楽しませながら旅の安心につなげたい。家に帰った後も話題に上るようなガイドになりたい」と力強く語った。
白老町緑丘の会社員佐々木利昭さん(66)は、高い専門性を持ったアウトドアガイドを認定する道の「北海道アウトドア資格制度」の試験に合格し、自然ガイドに認定された。山野草や動物、天候などに関する豊富な知識と旅行客を安全に案内する技術を備えた専門家で、佐々木さんは「ガイドのプロとしてのスタート地点に立った思い」と気持ちを新たにしている。
関連記事
ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】
帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...
マチルダ 袋いっぱい 大感謝祭【芽室】
芽室町内の農商工などが連携して町をPRするイベント「めむろ大感謝祭2024」(実行委主催)が23日、JAめむろで開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、芽室の味覚を味わっていた。 「芽室に感謝す...
災害対応 海と空から 負傷者、物資の輸送訓練【広尾】
広尾署と広尾海保などは21日、広尾町内の沿岸部で、災害発生時の負傷者や救援物資の海上輸送を想定した合同訓練を実施した。巡視船「とかち」や道警の災害ドローンが出動、緊急時の連携対応を確認した。 ...
函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..
函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...
桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..
函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
4トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】