３リレー、個人２人　全国出場

高体連全道大会で初の総合優勝を果たした室蘭栄高校女子水泳チームのメンバー

　室蘭栄高校の女子水泳チームが、高体連全道大会で初の総合優勝を果たした。個人種目での活躍とともに、特にリレー全３種目を制したことが大きく、総合優勝を２２回続けてきた強豪札幌大谷を退けた。主将の山本咲幸選手（３年）らは「目標の総合優勝ができてうれしい。誇りに思う」と喜び、全国高校総体（インターハイ）に向け気合を入れている。

　全道大会は函館市で７月６、７日に開催。総合は、各種目の決勝レースの順位に応じ各校に与えられる点数の合計で競われる。室栄は、札大谷に２７点差の１０５点だった。

　個人種目では山本主将が１００メートルと２００メートル背泳ぎで２冠、小島美陽選手（同）が２００メートルと４００メートルの自由形で３位。得点の高い４００メートルメドレーリレー、４００、８００メートルフリーリレー団体種目には、山本主将、小島選手をはじめ、草開すず選手（２年）、杉山美月選手（１年）、德本咲楽選手（同）らが出場。８００メートルフリーリレーでは２位に９秒近い差を付け他校を圧倒した。

　リレー３種目と、山本主将と小島選手が個人でインターハイ（１７～２０日、佐賀県）に出場する。

　山本主将は「個人では自己ベストを更新し、目標は決勝進出」。小島選手は「ベストタイムを出し、悔いのないように頑張りたい」と誓い、リレーメンバーは「このメンバーで組むのは最後になる。楽しみながら泳ぎたい」と決意を語った。