総踊りや乱舞 通り埋め尽くす 1万3千人が来場し熱気 新ひだか夏まつり 和太鼓や阿波踊り、多彩な催し【新ひだか】
【新ひだか】「第18回新ひだか夏まつり」の本まつりは27日、御幸通りと静宝通りで開かれ、両会場に計約1万3千人(主催者発表)が詰め掛け、和太鼓フェスティバルや阿波踊りパレードなどで夏の一大イベントを盛り上げた。
会場の御幸通りを午後1時から歩行者天国として開放し開幕した。
2時からの和太鼓フェスティバルは小雨模様のため公民館に会場を変更し、地元の静内染退太鼓の「出陣太鼓」でスタート。日高管内からは日高町の螢太鼓や新冠判官太鼓保存会が出演したほか、札幌、岩見沢、帯広、後志管内倶知安、胆振管内厚真、空知管内栗山、十勝管内広尾の各市町から計11団体123人が出演。各団体が地域性や物語性に富んだ演出と迫力のばちさばきを披露して、来場者から大きな拍手が送られた。
大野克之町長は開会で「多数の参加に感謝する。ズシン、ズシンと体に響く太鼓を感じとってほしい。これから始まる和太鼓フェスで思う存分演奏して、楽しんでもらいたい」と開会あいさつ。
フェスの中盤ではしずない小唄踊り保存会による伝統の「しずない小唄踊り」も行われた。
4時から静宝通りでも歩行者天国が始まり、ビアガーデンや国際馬力綱引き選手権大会などが行われたほか、御幸通り会場と静宝通り会場でも、ビアガーデンやビンゴゲーム大会で家族連れがまつりを楽しんだ。
阿波踊りパレードは6時半に6団体が静宝通りを出発。
陸上自衛隊静内駐屯地による防人(さきもり)連の116人を先頭に、さっぽろ五郎連や帯広平原連、町内のちゃま姫連、愛好さくら連・一風連合同連、天馬連・桜舞連・あすなろ合同連がそれぞれ特色ある踊りや鼓笛隊の演奏でまつりを盛り上げた。
最後に参加団体253人と来場者も加わって盆踊りが行われ、御幸通りを埋め尽くしての総踊りや乱舞で会場の熱気は最高潮に達し、盛況のうちに幕を閉じた。
夏まつりは、七夕宵祭り(8月7日)、静内川花火大会(同12日)、三石漁港花火大会(同17日)と関連行事が続く。
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