木彫り熊誕生１００周年記念のキックオフトークイベントをＰＲする大谷さん

　【八雲】北海道を代表する伝統工芸品・木彫り熊誕生１００周年記念キックオフトークイベント（町、町教育委員会主催）が２６日午後１時半から、はぴあ八雲（町本町）で開かれる。参加無料。申し込み締め切りは２２日。

　木彫り熊は１９２４年３月２６日に始まった「第一回農村美術工芸品品評会」に道内第１号が出品。八雲町では明治初期から旧尾張藩士が入植して開拓が進み、第１９代尾張徳川家当主の徳川義親が欧州旅行で訪れたスイスから持ち帰った農村美術品を参考に町内での制作が始まった。

　当日は午後１時４０分から、名古屋市の河村たかし市長が「尾張徳川と八雲を語る」と題して講演。同２時１０分からは、町に集団移住した尾張徳川家の子孫の会「和合会」会員とのトークセッションを予定。会場では木彫り熊も展示する。

　町郷土資料館・木彫り熊資料館の学芸員、大谷茂之さんは「木彫り熊誕生にまつわる八雲と尾張徳川家のつながりに触れてほしい」とＰＲする。

　申し込み、問い合わせは同資料館（０１３７・６３・３１３１）へ