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十勝毎日新聞

歌って多文化共有 JICA初カラオケ大会【帯広】

外国人5人が持ち前の語学力と歌唱力を披露したカラオケ大会

 JICA(国際協力機構)北海道センター帯広は10日、冬の国際交流イベント「国際フェスタinとかち2024」を、森の交流館・十勝との2会場で開いた。550人が来場し、民族衣装の撮影会や世界の音楽会、世界の子どもたちのアート展など、さまざまな催しを楽しんだ。初開催の外国人カラオケ大会は、大樹のチーズ工場で働くインドネシア出身のピピさんが優勝した。

 「多文化共生☆KARAOKE大会」と題した企画では、十勝管内で活動する技能実習や特定技能の外国人5人がエントリー。鹿追で牛の搾乳を担うモンゴル出身のガンディマさんがトップバッターを務め、Kiroroの「未来へ」を歌った。

 同じくモンゴル出身で、幕別の建設会社で働くオドンさんは、桑田佳祐の「SMILE~晴れ渡る空のように~」を抑揚を付けながら熱唱。ピピさんは、宇多田ヒカルの「First Love」を本人になりきって歌い込んだ。

 ミャンマー出身のゾーさんはエド・シーランの「Perfect」を哀愁たっぷりに、インドネシア出身のソニさんはMr.Childrenの「HANABI」を歌詞テロップを見ることなく歌い切った。

 優勝したピピさんには、帯広南ロータリークラブが用意した柳月の三方六セットが贈られた。審査委員長を務めたJICA北海道センター帯広の木全洋一郎代表は「皆さんのレベルの高さにビックリした」と話していた。

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