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室蘭民報

超音波溶着実用化へ、メラミン食器の“絵付け” 三好製作所が技術開発【室蘭】

フォイルを手に超音波溶着の実用化について語る川村社長

プラスチック製品成形加工の三好製作所(室蘭市本輪西町、川村佳敬代表取締役社長)が、メラミン食器のプレス時に絵柄となるシート「フォイル」の超音波溶着の開発に取り組み、溶着面の安定性と作業力アップを目指している。品質検査や溶着面の分析などの最終検証を終え、春からの実用化を見据える。

 室蘭テクノセンター(東町)と超音波加工機の精電舎電子工業(東京)と共同開発した。

 同社では、メラミン食器を年間約80~90万枚製造。それぞれの食器で注文に応じて絵柄を加工している。加工する際は、絵柄の付いたフォイルを食器の形状に合わせて筒状に溶着した上でプレスしていた。

 同社によると、熱の温度によってはフォイルの溶着面がプレス直前に剥がれて絵柄がずれたり、高熱の影響で変色するなどの課題があった。また、温度設定に時間を割かれてしまうケースもあったという。

 そこで振動による摩擦熱での超音波溶着に着目。昨年10月ごろから試行錯誤を重ねた。接合部の重ね合わせのピッチや出力、周波数を変更しながら試作を繰り返した。1月中旬に最終検証を行い、品質検査や溶着面を分析した。川村社長は「試作段階で、剥がれるリスクはなくなった。あとは細かい改善を残すのみ」と実用化へ向ける。

 超音波溶着することで、フォイルの剥がれや、これまでの温度設定の時間もなくなった。川村社長は、製造時間の短縮と作業力向上につながったと強調。工程の確実性が増し、「不良品を減らすことでコスト削減にもつながる。量産する際の態勢も整えていきたい」と話した。

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