室蘭工業大学の「Ｓｔｕｄｉｏ催事」が制作したイルミネーション前で写真を撮る来場者

　「シーニックナイト２０２４」（シーニックバイウェイ支笏洞爺ニセコルート洞爺湖エリア事務局主催）が２０日、壮瞥町滝之町の道の駅「そうべつ情報館ｉ」や、隣接する「地域のあそびばミナミナ」で行われ、地域住民や観光客らでにぎわった。

　シーニックナイトは冬の夜にキャンドルをともし観光客らを温かく迎えるイベント。０６年から道内各地で行われている。

　周辺地域から約８０人が集まった。屋外では、スノーランタンにキャンドル約１２０個が飾られた。室蘭工業大学のサークル「Ｓｔｕｄｉｏ催事」によるイルミネーションライトも設置。夜になるにつれて幻想的な雰囲気に包まれた。

　屋内では、洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会の協力の下、電子レンジを使ってホットショコラと菓子で溶岩流を再現する実験を行い、子どもたちの人気を集めた。

　室蘭市から家族で来た金子莉帆さん（小６）は「実験の仕掛けが面白く、とてもおいしかった。家でもやってみたい」と喜んでいた。母親の奈々さんは「イベントを楽しみに家族で来た。キャンドルはきれいで、人もにぎやかでいいですね」と楽しんでいた。

　そのほか、ヨツカド商店からホットコーヒーが無料で振る舞われ来場者の冷えた体を温めた。

スノーランタンキャンドルとイルミネーションが来場者を出迎える会場