前列右から寳金さん、青木さん、菅原さん。後列は左から藤井さん、江田さん

【新ひだか】北海道書道教育連盟など主催の「第74回北海道学生書道展覧会」の審査結果がこのほど発表され、静内高校（池亀貞則校長、生徒５０６人）書道部から特別賞３人、推薦賞３人、特選に16人が入賞した。

　同展覧会には、全道から５０９５点の出品（小中高校生対象）があり、道知事賞など特別賞27点、推薦賞58点、特選賞５６７点などを選出した。作品は５～８日に札幌市民ギャラリーで展示され、７日に道新ホールで表彰式が行われた。

　特別賞（27人）の北海道新聞社賞は、寳金劉希娃（るきあ）さん（１年）と青木理子さん（２年）、道書道教育連盟賞に菅原悠斗さん（１年）。推薦賞（58人）は高校臨書の部で青木さん、高校創作の部で藤井珊さん（１年）、江田楓さん（３年）が受賞した。

　寳金さんは「今回、このような素晴らしい賞にめぐり回り逢うことができてとてもうれしい。春からこの灌頂記を書いて、空海の特徴をしっかり出せた作品になるよう意識して書きました。横山先生をはじめいつも支えてくれる方々に感謝しながらこれからも頑張りたい」、青木さんは「創作で特別賞を受賞することができてとてもうれしい。墨の潤渇を意識して書くことができたと思います。次の展覧会では、もっと躍動感のある創作作品を制作したい」、菅原さんは「今回、北海道書道教育連盟賞を受賞できて本当にうれしかった。最初は自分のことか不安でしたが、受賞式で実感しました。先生のアドバイスをもらい、墨が入る所はしっかり入れるなど工夫して迫力がある作品が書けました。今回の経験を生かして頑張り、たくさんの賞を取りたい」とそれぞれ話していた。

　特選入選者（５６７人）は次の通り。

　▽特選

　高校臨書の部　小野杏紗、黒田杏南、中山夏凧（以上１年）、五十嵐晴妃、三河ゆめ菜、村井希帆、本山心羽（以上２年）、江田楓、結城音彩（以上３年）

　高校創作の部　岩崎舞依、黒田杏南（以上１年）、猪村菜美、北郷心音、平野琉知文（以上２年）、小野英稟、結城音彩（以上３年）