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網走タイムズ

「甲(きのえ)」は飛躍の年 網走も「キックオフ」を 市民新年交礼会で水谷市長が抱負【網走】

今年は「キックオフの年」と新年の決意を述べる水谷市長

 【網走】市の市民新年交礼会が市エコーセンターで開かれ、市内各界各層から集まった約280人の出席者が、2024年の新春を祝った。

 会に先立ち、昨年の毎日こどもピアノコンクールで最優秀バッハ賞と中学の部金賞を受賞した大林宏思さん(網走一中3年)、ピアノの演奏を披露。新春にふさわしいピアノの調べに、出席者から大きな拍手が送られた。

 あいさつに立った水谷市長は、元日に起きた能登半島地震で被災した人たちへの見舞いと、亡くなられた人へのお悔やみを述べた。

 続いて、2020年から拡大した新型コロナも昨年5月に5類相当に変更され、やっと市民生活も平常に戻りつつあること、中国へのホタテ禁輸措置や猛暑による農作物の不作、物価高騰など「突然の課題に追われた年だった」と振り返った。

 その上で「こうした課題に対し、できる限りの対策を講じてきた」として、今年も物価高騰対策などを早急に講じていく考えを示した。

 また、給食費の無償化は小中学校に加え、昨年4月から幼稚園や保育園、認定子ども園でも実施。「中学生までの所得制限なしの医療無償化と合わせ、子育て世代の経済的負担軽減を講じることができた」と述べた。

 北海道横断自動車道網走線女満別空港―網走間は別線・市街地アクセスルート約20㌔を対応方針案とすることが決まったことを受け、「この高規格道路は市街地にアクセスすることとなるため、都市計画変更作業を行っていかなければならない」と、市政もこれに対応していく決意を明らかにした。

 さらに、11月に市役所の新庁舎が完成すること、網走地区消防組合議会で消防庁舎の立て替え方針が固まったことから「今後は公共施設の立て替えや集客など、道路を起点とした新たなまちづくりが始まる『キックオフ』の年になる」として、これからのまちづくりに意欲を示した。

 最後に水谷市長は、今年のえと「甲(きのえ)」を引き合いに「目標に向かってしっかり努力を積み重ねることで、大きな成功を収めることができる年。皆さんにとって念願が成就し、飛躍の年であることを心から祈念します」と述べ、年頭のあいさつを締めくくった。

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