北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

駅開業120年 鉄路思いはせ 浦幌・厚内で式典【浦幌】

 十勝管内最初の鉄道駅となったJRの浦幌駅と厚内駅は25日、開業から120周年を迎えた。正午すぎから浦幌駅で記念式典が開かれ、井上亨町長が浦幌駅の山信田(やましだ)亮駅長に花束を贈り、節目の年を祝福した。

お祝いの花束を贈った井上町長(右)と受け取った山信田駅長

 1903(明治36)年12月25日に音別(現釧路市)-浦幌間の鉄道(北海道官設鉄道釧路線)が開通し、浦幌、厚内両駅が開業。04年に利別(池田町)、05年に帯広へと延伸した。

 この日は井上町長、森秀幸町議会議長、竹田悦郎町商工会長ら15人が、町のバスで音別に移動し、JRに乗り換え、音別-浦幌間を視察乗車した。正午に浦幌駅に着き、駅構内で町立博物館が主催する記念式典を開催した。参加した約20人を前に井上町長は「120年前の鉄道敷設には、信じられないほど大変な苦労があったと思う」と視察を振り返り、「駅がなければ今の浦幌はない。行政として駅利用者の拡大を図っていかなければ」と述べた。JR北海道の戸川達雄釧路支社長は「120年間列車を走らせ続け、多くの方にご利用いただけるよう努力してきたことを後進にも伝えていきたい」とあいさつした。

 駅待合室で来年1月28日まで展示するポスターを使って同博物館の持田誠学芸員が、鉄道ルート選定の経緯やその後の町の歴史などを紹介した。

 視察乗車に参加した一般社団法人「十勝うらほろ樂舎」の浅野佳奈さん(29)=茨城県出身=は、旅行会社から同法人に出向中。「昔からあるトンネルやレンガ倉庫が今も使われていて、歴史を感じるとともに保存することも考えていく必要があると思った」と話していた。

関連記事

釧路新聞

アイヌ文化の魅力発信 「アートウィーク」開幕【釧路市】

 釧路市阿寒湖のアイヌ文化から着想を得たさまざまなジャンルの芸術作品を、阿寒湖温泉街を巡りながら鑑賞する「阿寒アイヌアートウィーク2024」(釧路市主催)が、23日から始まった。阿寒湖アイヌコタ...

釧路新聞

防災士目指し研修 養成講座、小学3年も挑戦【根室】

 【根室】市防災士養成研修講座が、市総合文化会館を会場に23、24日の日程で始まった。札幌市以外での講座は、今年6月の釧路市に次ぐ道内2例目となる。参加者は小学3年生~78歳代までの91人で、う...

十勝毎日新聞

ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】

 帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...

十勝毎日新聞

マチルダ 袋いっぱい 大感謝祭【芽室】

 芽室町内の農商工などが連携して町をPRするイベント「めむろ大感謝祭2024」(実行委主催)が23日、JAめむろで開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、芽室の味覚を味わっていた。  「芽室に感謝す...

十勝毎日新聞

災害対応 海と空から 負傷者、物資の輸送訓練【広尾】

 広尾署と広尾海保などは21日、広尾町内の沿岸部で、災害発生時の負傷者や救援物資の海上輸送を想定した合同訓練を実施した。巡視船「とかち」や道警の災害ドローンが出動、緊急時の連携対応を確認した。 ...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス