初滑りを楽しみにリフトに乗り込むスキーヤーたち

【日高】日高管内唯一のスキー場「日高国際スキー場」（町内富岡）が23日午前10時にオープンした。同スキー場は、天然の雪が少ないため、例年人工降雪機を使って整備。今季は11月下旬から作業に取り掛かり取り、予定通りのオープンにこぎつけた。

　現在は、４基あるリフトのうち１基が稼働し、チャレンジコースのみ利用できる。他のコースも整備ができ次第利用開始する。

　初日はリフトが無料開放され、オープンを待ちかねていた地元客や親子連れのスキーヤー、スノーボーダーが訪れ久しぶりの雪の感触を楽しんだ。

　母親と訪れた平取小４年の山田彩生（さお）さんは「スキー場のオープンを楽しみにしていた。１年生の頃からスキーを始めた。シーズン中週末に10回くらい通い午前中にレッスンを受け、午後からはスピリッツというコースレッスン（谷口幸治日高スキー連盟会長の指導）を受けている。現在ジュニア２級なので、シニア３級を目指して頑張っている」と話した。

　町地域経済課の佐藤和則さんは「人工降雪機を使い何とか第１リフトのチャレンジコースをオープンできた。降雪機を稼働させ、天然の雪が沢山降り皆さんに楽しんで頂けるようコースの準備をしていきたい」と来場を呼び掛けている。

　今シーズンの主なイベントは、２０２４年元旦の午後１時から高原荘ロビーで「餅つき」を行う。「味の市フェスティバル」（１月27～28日）、「第32回北日高岳大回転スキー選手権大会」・「第18回北日高岳シニア大回転スキー選手権大会」（２月３日）、「ありがとうフェスティバル」（２月25日）をそれぞれ予定している。

　スキー場の営業時間は午前９時～午後４時（午後４時～同９時ナイター）。「レストランやまなみ」は12月23日～３月10日まで冬期営業（午前11時半～午後２時）。同スキー場のシーズン券を持っている人は日帰り入浴無料サービス。

　シーズン券など利用の問い合わせは、日高国際スキー場（☎０１４５７・６・３６６７）へ。