点灯した時計台を見上げる来場者ら

　有志でつくる「柳町公園を札幌大通り公園みたいにする会」（筧陽介代表）によるイルミネーションの点灯が、釧路市柳町公園で始まった。２２日午後６時から点灯式が行われ、会員や地域住民ら約３０人が集まり、夜空を照らす温もりある明かりを楽しんだ。

　同会は同公園内でイベントなどを行い、地域活性化やにぎわい創出につなげることを目的に、今年６月発足。１０月にキッチンカーフェスを実施するなどさまざまな活動を展開している。

　今回のイルミネーションは、筧代表が「公園内にある時計台に光をともして、多くの人に楽しんでもらおう」と企画し、１８日から会員らと準備を進めてきた。会場は白や青など、約１万個の発光ダイオード（ＬＥＤ）電球を使って、高さ７㍍ほどの時計台やテントを装飾しているほか、約７０個のアイスキャンドルも並べられている。

　点灯式では会員らがリコーダー演奏したのち、全員でカウントダウン。一気に点灯すると会場から大きな歓声が上がった。会員の母と来場した釧路町立遠矢小学校４年の魚住愛娘さん（１０）は「とてもきれい。また見に来たい」と笑顔を見せていた。

　イルミネーションは来年以降も続ける方針で、筧代表は「小さい子から高齢者まで思い出に残るものになれば。釧路の名物になってほしい」と話した。点灯場所は同公園西側の「はなはな広場」付近。期間は２６日まで。午後６時から同１０時の時間帯で点灯する予定。