釧路市児童発達支援センター「野のはな園」（小町ナミ園長、園児５５人）で２１日、クリスマス会が開かれた。釧路厚生社社長の福田雅嘉さんがサンタクロース姿でプレゼントを配り、子供たちが一足早くクリスマス気分を楽しんだ。

　毎年、同社の中山勝範会長が私費でクリスマスブーツに入ったお菓子を購入し、同園にプレゼント。昨年３０回の節目でサンタクロース役を勇退したが、今年から福田社長が引き継いだ。

　ツリーやリースが飾られた会場は華やかなクリスマスムードに包まれ、真っ赤な衣装のサンタが登場すると歓声が上がった。子供たちは「何が好きですか」「どこに住んでいますか」などと質問し、歓迎の気持ちを込めてカスタネットやハンドベル、鈴、マラカスでクリスマスソングを演奏。そりに積んだ大きな袋からお菓子を受け取った子供たちは「サンタさんありがとう」と笑顔で大喜びした。

　福田社長は「緊張したが楽しかった。抱きついて来る子供もいて、喜んでもらえて本当によかった。来年以降も続けたい」と初の大役を振り返り、小町園長は「このクリスマス会は子供たちにとって貴重な経験。とてもありがたい」と感謝していた。

サンタクロース役の福田さんからプレゼントを受け取る子供たち