ＭＯＯ５階のコワーキングスペース

　釧路フィッシャーマンズワーフＭＯＯ５階（釧路市錦町２）に市が開設したコワーキングスペース「ＳｕｎｓｅｔＯｆｆｉｃｅ」を管理運営するパーソルデザインワークス（東京）は、企業・団体向けに加え、個人利用が可能な時間貸しプランを新たに設定した。テレワーク環境の充実や釧路を訪れたビジネスマンへの利便性向上につなげることで、施設の稼働率向上を狙う。

　同施設は延べ床面積１５４平方㍍で、Ｗｉ─Ｆｉ（ワイファイ）完備、吸音材付き会議スペースや個別ミーティングスペース、ソファースペースのほか、ウェブ会議専用防音ブースなども設置。２０２２年１０月に供用を開始したが、利用は市外の企業や組織向けワーケーションを中心に行っており、これまで一般利用はできなかった。

　今回新たに設定した立ち寄り利用（ドロップイン）は、１２月３１日～１月３日を除き年中利用可能となっており、利用時間は午前９時～午後６時。最大１５人まで同時予約が可能となっているが、予約の際に席の指定はなく、会議室などを利用したい場合は先着順となる。また無人運営のため、入退室は予約時に電子メールで送られてくるアドレスにアクセスすることで解錠できる。

　利用料金は３０分２７５円で、決済はクレジットカードのみ。利用には会員登録が必要となっており、ＱＲコードからアクセスできる専用フォームで会員登録し、利用時間の設定を行う。同じ目的の複数人が同時利用したい場合は、個別に時間を合わせて予約することで可能となっており、企業利用の場合は事務局へ問い合わせる必要がある。

　施設の一般利用が始まったことについて、久万田康司自治体戦略担当部長は「高速ワイファイをはじめとするビジネスに使いやすい設備、環境がそろっている施設。地元や出張などで訪れたビジネスマンにぜひ活用してほしい」と話している。