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苫小牧民報

親子料理教室を開催 チーズ工房「夢民舎」とコラボ 駒大生 安平

駒沢大学(東京)経済学部の学生たちが、安平町で地元の事業者と地域活性化に向けた取り組みを進めている。22日にはチーズ工房「夢民舎」(早来大町)とコラボして初の親子料理教室を開催した。地域に波及効果がもたらされることを期待しながら、今後も町内のさまざまな事業者と手を組み、新たな企画を展開していく。

駒大と夢民舎がコラボし、初めて開かれた親子料理教室

 地域活性化に活動しているのは、吉田健太郎教授のゼミを専攻する学生7人。今年2月に来町し、直後から町地域活性化起業人の山本拓也さん(29)を介して町内の事業者を対象にヒアリング調査などを実施。「新しいことに挑戦しやすいまち」「規模は小さいが、若者が活躍している」という印象を持った。

 この結果を踏まえ、来年の夏ごろまで東京と同町を行き来しながら、地域活性化に結び付く企画に事業者とともに取り組んでいく。第1弾が学生と夢民舎の思いが合致して初開催した親子料理教室で、小中一貫の義務教育学校「早来学園」のキッチンを会場にした。

 当日は午前、午後の部を合わせて9組25人の親子が、自宅でも手軽にできる学生考案のチーズを使ったいも餅やギョーザの皮を使ったピザの調理に挑戦した。早来学園2年の高村優希君(8)は「野菜を切るのが難しかった。いい感じにできておいしそう」と笑顔を見せた。

 同社の吉川絵理子副社長は「地元の方たちにチーズについて伝える場がなく、触れ合えるイベントをやりたいと思っていたが、イメージが湧かなかった」と話した。学生が動画撮影による告知などを手掛けたことで教室の初開催がかない、「ずっと夢だったことが実現できてよかった」と感謝した。

 同大経済学部3年の深澤安純さん(20)は「(調査では)新しいことをやりたいけれど、できないという声が多かった」と話し、今後も事業所を訪問しながら、まちづくり事業を展開する構想を描く。「個のパワーを集めて地域の発展につなげたい。これまでに築いた横のつながりを生かし、まちに貢献していけたら」と展望を語った。

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