北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

室蘭民報

IoTで効率化 むろらん東郷、自動車ばね在庫の管理、システム開発進む【室蘭】

タブレットに工程状況を入力する作業員

 自動車用ばねなど製造のむろらん東郷(室蘭市仲町)が、人手がかかっていた在庫管理に、多様な機器を通信でつなぐモノのインターネット(IoT)を導入してリアルタイムに管理できるシステムの開発を進めている。試験を経て11月下旬から本格的な運用をスタートさせる。

 同社は1日約15万個のばねなどを生産。種類は多い日で約30種類に上る。現在の在庫管理は、担当者が製品を工程ごとに集計、紙に記録した上でエクセルにデータを打ち込んでいる。同社によると、在庫管理に時間を割かれて残業するケースもあったという。

 また、製品によっては20の作業工程があり、担当者の大きな負担になっていたため、製造課の佐々木和也課長は「人の手での管理に限界を感じていた」と振り返る。このため、在庫状況の可視化を目指して昨年4月から室蘭に拠点があるWeb系システムの受託開発を行うビックボイス(東京)と開発を進めてきた。

 今回のシステム導入に伴い、各工程にタブレットを設置し、作業者が作業を終えるたびに入力。各工程の進捗状況や生産情報の把握ができ、在庫をリアルタイムで確認できる「見える化」につながるという。

 佐々木課長は、「運用が開始されれば(在庫管理)担当者の負担は大幅に改善される」と強調。設備稼働や在庫状況を可視化することで「出荷計画や実績管理にもつなげることができる」と期待を込める。

 同社は昨年4月、部品の生産数や加工時間、作業日報などの電子化の運用を開始。現在は記入ミス防止や表示方法などについて機能の更新を図るなどデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを進めている。

関連記事

十勝毎日新聞

我が子6人卒園した保育所にパパが恩返し 社員とグラウンド整地【帯広】

 帯広市内の豊成保育所(竹田万希子所長、園児103人)グラウンドを、市内の土木会社「西川工事」の社員5人が、ボランティアで重機を使い整地した。同社代表の西川浩二さん(43)が、今春までに子ども6人...

十勝毎日新聞

伸び伸び草地へ 八千代牧場入牧始まる【帯広】

 帯広市の八千代公共育成牧場で20日午前、市内酪農家から受け入れた乳牛の一斉入牧が始まった。この日運び込まれた143頭は、10月下旬まで496ヘクタールの広大な放牧地で過ごす。  市が運営する...

十勝毎日新聞

3年目はハーモニープラザ 渋沢栄一ゆかり 東京の学生提案の店舗改装【東京..

 清水町と連携し、建築関連の専門学校「中央工学校」(東京都北区)の学生が町内商店の改装を提案するプロジェクトは今年度、3年目を迎えた。今年度は公共施設のハーモニープラザが対象で、1階のホワイエを多...

室蘭民報

心も躍る、白鳥台桜まつり 室蘭22.1度、登別23.4度【室蘭】

 西胆振は19日、南からの暖かい空気の影響で7月上旬~下旬並みの陽気となった。室蘭市白鳥台の白鳥台北公園で開かれた第22回白鳥台桜まつりでは、ダンスパフォーマンスやジャズ演奏を楽しみながら、サク...

室蘭民報

初夏の洞爺湖快走 5000人超、ゴール目指す【洞爺湖・壮瞥】

 第50回記念ANA洞爺湖マラソン2024(室蘭地方陸上競技協会、洞爺湖町、壮瞥町など主催)が19日、洞爺湖周辺で行われた。フルマラソン、10キロ、5キロの3種目に昨年より939人多い計5397...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス