総合文化会館前で写真撮影する参加者たち

　令和５年度浦河町高齢者教室九十九大学院「デジタルカメラについて学ぶ」が25日、町総合文化会館などで開かれ、町内在住の60歳以上８人が参加して、デジタルカメラの使い方や浦河町大通周辺の昔と今を比べた写真撮影を行った。町教委主催。

　町高齢者教室九十九大学院は、７月に開講した高齢者の生きがいと健康づくりの場となる高齢者九十九大学とは異なり、少人数でより専門的な内容に特化した講座で、数年ぶりの実施となった。この日はデジタルカメラがテーマ。

　講師は札幌市在住の写真家渡邉真弓さん。渡邉さんは北海道最大のカメラ女子グループ「北海道カメラ女子の会」の代表も務めている。

　参加者は初心者からカメラ撮影を趣味にしている人など町内在住の60歳以上の男女８人。講座は「カメラの使い方・写真の撮り方―写真から知る浦河町の昔と今―」と題し、参加者たちへ最新のデジタルカメラが貸し出された。最初に町総合文化会館３階ふれあいホールで渡邉さんからカメラの持ち方、構え方、ファインダーの調整方法、ズームレンズの使い方、ピントの合わせ方など、カメラの基礎を教わった。

　このあと、参加者たちは屋外に出て、１９９０年など過去に撮影された大通の風景写真をもとに、同じ角度から写真撮影を行い、昔と今の風景の違いを確認しながら思いを馳せていた。