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釧路新聞

附属釧路後期、アップル社認定校に 道内で初【釧路市】

 道教育大附属釧路義務教育学校後期課程(早勢裕明校長)がこのほど、世界最大のIT企業Apple(アップル)社が創設した「Apple Distinguished School(ADS)」に認定された。道内の学校としては初めての認定で、今後は世界中の認定校との交流や、アップル社との共同イベントなどを開催することが可能となった。   ADSは、同社製のタブレットやパソコンを使用した教育プログラムを確立し、生徒だけでなく教員もテクノロジーを活用している教育機関を同社が認定するもの。現在世界36カ国に728校、国内では東京や大阪、奈良などの教育機関10校が認定を受けている。

  認定を受けるには、生徒全員がタブレットやパソコンを一人1台以上保有しており、管理職や教職員が使い方を理解した上で「インスピレーションを与える」「想像力を伸ばす」「良い影響を及ぼす」の分野で一定の基準をクリアする必要がある。教職員が英語でレポートを作成し、3分野に該当する学校での取り組みを、それぞれ90秒の動画にまとめて提出。同社の担当者らと面談などを重ねたのち、認定の可否を決定する。

 同校では、2012年に同社製のタブレット40台を導入以降、毎年台数を増やしていき、21年から一人1台とした。現在は体育や美術なども含む、全ての科目でタブレットを活用した授業を展開している。

 認定を受けるため、18年に東京の認定校3校への視察を行い準備を進めてきたほか、今年4月には田中陽一副校長をリーダーとし、教員5人でプロジェクトチームを発足。生徒らとも協力し、動画の製作などを行い、7月にレポートを提出。今月4日にADSの認定を受けた。

 認定を受けたことで11月には、米フロリダ州で開かれるADSの研修会に教員2人で出向くほか、12月に東京で行われる認定式に出席予定。その後も、世界各国の認定校や同社との情報交換、人事交流なども視野に入れる。

 田中副校長は「これまで地域に根差した教育が多かったが、認定を受けたことで世界が大きく広がった。生徒の成長のため、ADSの制度を最大限利用していきたい」と語った。動画出演などにも協力した、前生徒会長で9年の河野壱茶さんは「生徒の中でもテクノロジーを生かした教育は好評。今後もさらに発展させてほしい」と話している。

タブレットを活用して進められる授業

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