音楽ユニットカポが初のホール公演 観客を魅了【函館】
函館・近郊で歌声カフェやイベントを開く二人組音楽ユニット「カポ」が、函館市芸術ホールで初のホール公演「カポとみんなの音楽会」を開いた。懐かしい昭和歌謡やミュージカルの名曲を披露し、会場からは一緒に口ずさむ歌声も聞かれるなど、温かな雰囲気に包まれた。
11日に開催。カポは、2014年にギター・ボーカルのタッカ(高島啓之さん)とボーカルのアミ(土橋亜央さん)が結成。市内・近郊で参加者と一緒に歌う歌声カフェを開くほか、22年の市民ミュージカル「はこだてRap so Day」では脚本、演出、指導、出演で尽力した。
この日は、3部構成のプログラムで、第1部「カポの歌声タイム」では「翼をください」「青い山脈」「白いブランコ」など、なじみの歌謡曲を美しいハーモニーで熱唱。観客もスクリーンに投影した歌詞を見て声を合わせた。第2部「ミュージカルの名曲」では、市民ミュージカルのキャストが登場し「メモリー」「私のお気に入り」などスタンダードな名曲を披露。第3部は「高橋掬太郎歌物語」として、函館にゆかりの深い作詞家の代表作「酒は涙か溜(ため)息か」の誕生秘話を物語調に届けた。
ラストはカポのオリジナルソング「歌で街を元気に!」を参加者全員と観客が力強く合唱して締めくくった。
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